第二回目のホースマンシップ基礎Ⅰを開催しました。
講師はホースクリニシャンの宮田朋典先生です。
平日にもかかわらずプロおよびライダーの方6名にご参加いただきました。
お天気も良く過ごしやすい一日♪
午前中はクラブハウスで座学とミニワークです。
馬とのコミュニケーションを行っていくうえで前提となる知識について学びました。
・ホースマンとは何か
・セラピストになろう
・肉食動物と草食動物の違い
・馬の性質を知る
・〇〇を持つことでコミュニケーションの質が変わる
などなど。
実際に、ミニワークを通じてコミュニケーションの違いを体感していきます。
ランチタイムを挟んで、午後からは屋外で馬を交えてのワーク。
”Join up”(ジョインナップ)についてまずは宮田さんにレクチャーいただきました。
ジョインナップは、馬との信頼関係構築をしていくうえで、一番最初に行うワークでとても大切なワークだそうです。
ご協力いただいた馬は、7歳の牝馬リズ。
馬車馬とサラブレッドの血を受け継いでいるという背景から、この馬の本来持つ特色を探っていきます。
ただ走らせるのでなありません。
コミュニケ―ションの仕方によって、馬が怒ることも。
その違いを見せていただきました。
怒らせるとどうなるか。
ご想像の通り、信頼関係を得ることはできません。
自分がその馬のリーダーになるにはどのように接すればいいのでしょうか?
そのポイントを丁寧に教えていただきます。
「鼻先チョン」があいさつです。
信頼関係が構築され、リーダーとみなされると、後をついてきます(フォロワー)。
リラックスして首を下げていますね!
さてさて、見るだけでは終わりません。受講生も挑戦します。
プロフェッショナルの方は、リズで挑戦しました。
鼻チョン♡大成功。ラブラブです。
ライダーの方は、福島の被災馬フリージアで挑戦。
まずは、宮田先生にお手本をみせていただきます。
受講生が挑戦するも、人よりも、何かに気を取られがちなフリージア。
そのフリージアの心理を実際にミニワーク。
ポイント抑えれば、関係構築ができます。
鼻チョン♡大成功
リーダーと認められ、フリージアが後をついてきます♡
ほかの受講生さんも挑戦。
鼻チョン成功なるか!?
リーダーに認められ、フォローしてきます!
Join up(ジョインナップ)のワークの後は、
ひき馬のワークを行いました(写真がなくてごめんなさい)
いつからか蹄洗場に入るのを躊躇するようになってしまったパトラくんに登場いただきました。
こういった場合、ぐいぐい引っ張ったり、鞭を活用したりして動かしたことがある方もいるかもしれません。しかしながら、力で無理やり動かすのは逆効果です。
馬が自ら動くにはどうしたらいいのでしょうか?
そして、こういったシーンでもコミュニケーションによって信頼関係を構築できるのです。
日々の馬への何気ないひとつひとつのコミュニケーションがちょっと変わるだけで、こんなにも馬がリラックスし、信頼してくれるのだなという実感が得られる貴重な体験でした。
終わった後は、みんなで記念撮影パチリ♡
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ホースマンシップ基礎Ⅰでは、
馬との信頼関係に必要な基礎的なことをワークショップ形式で学んでいきます。
・馬の扱いがもっと上手になりたい
・馬とより信頼関係を結びたい
・馬と上手なコミュニケーションがとれるようになりたい
・馬の行動や心理を学びたい
・馬の特性を知りたい
といったことを日々心がけていらっしゃる方向けの講座です。
私たち一人ひとりが自らの在り方を学び、
コミュニケーションスキルを向上させていくことで馬のメンタルや行動は変容します。
人間が「馬の問題行動」と呼んでいることは、実は人が引き起こしている可能性があることをまず認識いただけると嬉しいかなと思います。
馬の立場からすれば「問題」ではない行動だからです。
馬と関わる人すべてが、馬をリラックスの方向性へ導き、信頼関係を築けるセラピストになれば、人と馬、双方にとって安心・安全で素晴らしいパートナーとして共生していけるでしょう。それによって、大きな喜びと幸せを互いに感じられるようになるかもしれません。
その入り口としてこの講座が皆さまのお役に立てればうれしいです。
次回は6月20日の開催となります。
ご来場お待ちしております♡
先日は素晴らしい学びをありがとうございました!
見た目には簡単そうなJoin upですが、リーダーになることはそんなに簡単なことではないんだなと実感しつつも、宮田先生のアドバイスに従って行うことで、鼻先チョンできて自信がつきました。 さらに、ひき馬のワークも、馬の特性を活用することで、馬をリラックスさせながら誘導することができるようになりました。
本当にちょっとしたアプローチの仕方を変えるだけで、こんなにも大きく馬が変わるんだということを実感した一日でした。
この学びを継続して日頃実践するだけでなく、学びも継続していきたいです。
ありがとうございました。